IT業界の闇や実態

未経験でも簡単にプログラマやSE等のITエンジニアとして就職・転職できる方法

2021年3月2日

ITエンジニアやと聞くと、高い専門性が求められ、就職や転職のためには膨大な努力と勉強が必要だと思っていませんか?

実は、未経験でも意外と簡単にプログラマやSE等のITエンジニアとしてのキャリアをスタートできる方法が存在します。

本記事では、あくまでも「就職すること」にフォーカスし、スキルを完全に習得することよりも、まずは業界に足を踏み入れることを目指すための具体的な方法を紹介します。未経験からでも夢のIT業界でのキャリアを実現するための第一歩を踏み出しましょう。

未経験で就職・転職をするためにITエンジニアの種類を理解しよう

一口にITエンジニアと言っても色んな種類があります。

まずはどんなエンジニアが存在するのか知るところからはじめましょう。

細かく分類するとたくさんありますが、ここでは一部だけご紹介します。

ITエンジニアの種類:プログラマー

プログラミングをメインで行う役割です。

一般的にシステムエンジアやSEと聞くとこの作業を思う浮かべる人が多いのではないでしょうか。

プログラミングメインとは言いつつも、設計やテストなど、そのほかの作業もすることが多いのが実態です。

ITエンジニアの種類:システムエンジニア

定義が曖昧で、システムの設計士的な役割と説明されることが多いです。

システムエンジニアが建築士でプログラマが大工とわけのわからない例えも巷では通例になっていますが、実際には設計からテストまで何でもやることがほとんどだと思います。

私は、作業内容に関わらずシステム系(主にソフト)のエンジニアはシステムエンジニアということにしています。

ほぼITエンジニアと同じ使い方です。

ITエンジニアの種類:テストエンジニア

テストをメインで行う役割です。

これをやっている人は本当にテスト関連の作業だけをしていることが多いです。

軽視されがちですが、システムの品質を担保するための超重要な役割です。

私はテストが苦痛なタイプなのでやっている人を尊敬します。

※以下、参考記事

ITエンジニアの種類:インフラエンジニア

サーバやネットワークを設計構築したりハードウェアをメインに扱う役割です。

ITエンジニアと言えば圧倒的にソフトウェア系が多いので、スキル的に希少価値があり、給料も高めなことが多い印象です。

クラウドの登場で衰退していくと言われていましたが、クラウド上のサーバを組んだりと知識を活かしたまま現在も活躍中です。

AWSのクラウドのインフラに特化したエンジニアはクラウドエンジニアと呼ばれたりもします。

ITエンジニアの種類:社内SE

その名の通り、社内で働くエンジニアです。

IT企業だけではなく、様々な業種の会社で社内のシステムを管理します。

情報システム部門ですね。人気があり、とても狭き門で初心者にはハードルが高いです。

未経験で就職・転職をするためにIT企業の種類を理解しよう

こちらも代表的なものだけ紹介します。

単独ではなく、組み合わせで複数のことをやっている企業も多いです。

IT企業の種類:SIer

システムインテグレーター(System Integrator)の略で、企業や組織に対してITシステムの設計・開発・導入・運用などを総合的に提供する企業のことを指します。

SIerは顧客のニーズに合わせて、ハードウェアやソフトウェアを組み合わせ、最適なシステムを構築します。

俗にいう受託のシステム屋さんです。

IT企業の種類:SESをメインに行っている企業


SESとは「システム・エンジニアリング・サービス」の略です。

契約形態は色々ありますが、ここでは単純に「客先常駐」することと定義します。

大体2次請け以降の会社が多く、発注元の大手ベンダーに常駐したりします。

※契約形態についての闇はこちらの記事で扱っています。

IT企業の種類:パッケージ開発や自社サービス提供をやっている企業

パッケージソフトというのは、わかりやすく言うとヨドバシカメラで売っているパソコンソフトです。

店頭に並んでいるものがすべてではありませんが、製品を作って売っている企業ということです。

自社サービスは、例えば「じゃらん」作って運営していたり、「yahoo」を作って運営しているような企業になります。

IT企業の種類:他社の製品を担いで売っている企業

別のメーカーが作ったサービスやソフトウェアを売る権利をもらってライセンス販売や導入を担う企業です。

代理店や販売店とも言います。

SES同様中小企業はSIerから仕事をもらっていることが多いです。
 

IT企業の種類:BPOをメインに行っている企業

BPOはビジネスプロセスアウトソーシングの略です。

委託された業務プロセス全てを外注として代わりに行うことを言います。

コールセンターなんかはそのパターンが多いですね。

未経験で就職・転職をするために狙うべき会社

未経験でも簡単にプログラマやSE等のITエンジニアとして就職・転職できる方法、

それは…

SESがメインの企業」を狙うことです。

SESがメインの企業を狙うべき理由を説明します。


SESをメインに行っている企業は登録派遣の会社に近い業態になっています。

登録派遣会社に登録するのは誰でもできますよね。

SESだと未経験の新人でも、単価を安くすることで常駐先に送り込むことができます。

使えない人材であればSES先から切られますが、また別の人を回せばいいだけなので問題ありません。

※SES会社としての信用問題もあるので実際にはそこまで極端ではありません。

SES先からも単純に人手がほしい作業を依頼したい場合に重宝するのでWin-Winの関係になります。

SES先に気に入られればなんらかのプロジェクトに継続して雇ってくれる可能性があるので、そうなると安定して仕事ができます。

そうではない場合はいろいろな常駐先を転々とすることになりますが、その分、環境も技術も作業も本当にいろいろなことを経験できます。

ただし、以下の記事でも書きましたが、

スキルよりもポテンシャル重視で採用してくれることも多いですが、基本的に下請け企業のポジションになります。

ゆえに稼ぐことに限界があり、会社の売り上げはそんなに高くないことが多いです。


イコール、給料も高くはなりにくいです。

また、顧客折衝を求めていたり、管理方面のスキルを磨きたいという場合は、そもそも機会すら与えられないことも多いです。

自社にいることも少ないので帰属意識もかなり薄れますね。


メリット、デメリットはありますが、

今回のテーマで一番言いたいメリットは

「SESなら未経験者でも入社しやすいこと」です。

SESは誰もが知る大手企業の可能性があるので大企業の社員の気分を味わうこともできます。

とりあえずIT業界に就職してITエンジニアデビューをすることが目的の場合は、SESをメインにしている企業を視野に入れることも選択肢のひとつだと思います。

また、転職を前提にSESでスキルアップしてから転職というのもキャリアプランのひとつです。

未経験で就職・転職をするために狙うべき会社の探し方

ではどの会社がSESをメインにしているのか判断すれば良いでしょうか?

まずは大手ではないことです。もちろん大手もSESビジネスをしているケースもありますが、そもそも入社ハードルが高いです。

求人情報では以下をチェックしましょう。当てはまる場合はSESをメインにしている会社の可能性が濃厚です。

・面接回数が1回だけの場合
 ⇒本当にその人を見る気があるなら1回では無理です。

・勤務地がアバウトな場合
 ⇒「都内」や「市内」等

・勤務時間が明記されていない場合
 ⇒よく「客先に準ずる」と書いてます。

さらに、企業のサイトをチェックします。

自社サービスや製品を扱っていないところや主要取引先に大手企業が入っていれば、SESをメインにしている可能性があります。

まとめ


最後になりますが、SESをメインにしている企業をオススメしているわけではありません。

あくまでも最短ルートでITエンジニアになるための手段のひとつです。

キャリアプランをよく考えて自分にあった就活を見つけてください!


以上、最後までご覧いただきありがとうございました。


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