IT業界の闇

【小学生でもわかる】コロナ接触確認アプリ「COCOA」の闇

2021年3月19日

イザベラ

COCOAインストールしてる?

いや、してないよ。

ふぃる
イザベラ

しておいた方が安心だよ~

だって不具合だらけで信用できないんだもん。

ふぃる

「COCOAがまともに動かない」

もう有名な話ですよね。

物凄い費用をかけた割には不具合がたくさんあったり、ずさんな対応があったりひどいものです。

何か報道されても慣れてしまって「またか」で済ませて、実態を良く知らない人もいるのではないでしょうか?

今回はそんなコロナ接触確認アプリ「COCOA」について説明しようと思います。

そもそもどんなアプリなのか

アプリを使用している人同士が1m以内に15分以上にいた場合に記録が残ります。

そしてコロナになった人がアプリに陽性であることを登録すると、接触者に通知が届きます。


自分が濃厚接触者かもしれないというアラートになるわけですね。

COCOAの問題点

COCOAは2021/3現在まで7回のアップデートをしています。つまりそれだけバグだらけだったということです。

それでは、いくつかみていきましょう。

感染者に発行された処理番号を入力する仕組みなのに適当な番号を入れても入力できてしまう。

えええ?そんなのテストすればわかりますよね?こんなバグを残したままよくリリースできましたよね。

アプリの利用開始日に表示されるのは利用開始日でなく今日の日付

えええ?そんなのテストすればわかりますよね?こんなバグを残したままよくリリースできましたよね。

アプリへ情報登録しないと何もはじまらないのにそれができない

えええ?そんなのテストすればわかりますよね?こんなバグを残したままよくリリースできましたよね。

「勝負の3週間」と呼びかけていた、いわゆる第3波の時期に、Android端末では濃厚接触者への通知が4カ月間されていなかった。

えええ?

これが起きた原因なんだと思います?


はい、テスト不足です。


早くインストールさせたいあまりに「スマホでのテストをしていないところがある」らしいですね。


スマホアプリなのにスマホでテストしてないってありえるんですかね!?!?びっくりです。


まさに

こんなことや

こんなことが起きているわけです。



ありえない話です。開発をわかっていない政府の無茶な要求のせいでしょうね。


誰が作ったのか?


そもそも1から開発したわけではなく、インターネット上で世界中のボランティアの方たちが作ったアプリなのです。



厚労省がこれを元に開発してほしいと3億9000万円でパーソルプロセス&テクノロジー株式会社に依頼しました。

パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は厚労省の「他の会社に再委託してもいいけど1億950万までにしてね」という規定を無視して、3億6800万円でほかの会社3社にほぼ丸投げで再委託しました。

さらにこの3社のうちの1社も、さらに2社へ再々委託しています。

なぜか厚労省もこれを認めているらしいですね、多重下請け構造がなくなるわけありません



ちなみに実際にバグを出したのは下請けの会社です。

多重下請け構造の闇ですね。責任の所在が曖昧になります。

ぐだぐだの厚労省

<試用版のリリース>

厚労省はリリース後、1か月は試用版であるとしてアプリを公開しました。

しかしApp Storeでは試用版の公開は禁止されています。

いやいや、ルール無視ですか!!

<ネット上に公開>

色々な意見をもらってアプリを改善していこうと、インターネット上にアプリのプログラムを公開しました。

実際に様々な提案や不具合の報告が寄せられました。

ネットの力ってすごいですよね、これでアプリを良いものに改善できるはずですね!!


でも現実は、


厚労省は見ていないのか無視しているのはわかりませんが、とにかく何もしませんでした。

意味ないですね…。

<運用会社の変更>

再委託の闇に今更気づいて、2022年度からCOCOAの運用を下請けの「エムティーアイ」に直接発注するようです。

元々パーソルプロセス&テクノロジー株式会社に発注したのも、別のシステム開発をお願いしていたからってだけです。そんなに深く考えて業者選定したわけでもないのです。

<価格>

妥当なのかどうかわかりませんが、3億9000万円なんて通常であれば年単位のプロジェクトです。

これを数カ月でリリースさせるということが、どれほど無茶なスケジュールなのかおわかりいただけるでしょうか? 

そりゃバグだらけのものができあがるのも納得です。


個人的にはアプリ1本にそんなに費用がかかるものなのか疑問ですが…

まさにこれですね。


<目的がインストール>

完全に目的が「インストールさせること」になっています。

使用させなくては意味がないのに、インストールの啓蒙ばかりします。



ブルートゥースを使用するので常にONにしなくては機能すらしませんが、電池消費削減等でOFFにしている人も多いですよね。

ご年配の方は本当に使いこなせるのでしょうかね?

スマホを持っていない人は切り捨てるのでしょうか?


使ってもらうことまで考えず、とにかくダウンロード数を増やしたいだけなのです。


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いかがでしたでしょうか?

COCOAの闇は多重下請けの闇の集大成ですね。


今後、どうなっていくのか見守っていきましょう。


以上、最後までご覧いただきありがとうございました。









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