プログラマやエンジニア、SEとして働く人たちが実際にどれくらいの収入を得ているのか、気になりませんか?
この業界は専門性が高いため、給料も高いイメージがありますが、実態はどうなのでしょうか。
本記事では、私の年収や月給、さらに具体的な給与の内訳を大公開します。
実際のデータをもとに、収入の実態を明らかにし、業界の現実を知ることで、これからのキャリア形成に役立ててください。
以下の記事で、エンジニアの年収はそんなに高くないことを取り上げました。
今回は2019年あたりの私の年収、給与、賞与、手取額を大公開します。
会社と私のスペック
■会社のスペック
新卒で入社した社員数300~350人の中小企業です。
SESや下請けとしての持ち帰り自社開発がメインはありますが、プライム案件(直接お客様から仕事を受注)も多少行っています。
※SESがわからない方は以下の記事を参照してください。
■私のスペック
業界歴15年、システムエンジニアです。
役職は主任相当で、プロジェクトではリーダーを務めることが多いです。
提案・要件定義から設計やプログラミング、テストや本番・保守まで幅広い工程を経験しています。
プログラム言語は様々経験しておりますが、これだけは人に負けないといったものは特に持ち合わせておりません。
色々な業種のシステム開発に携わってはいるもの、得意な業種もありません。
当時の立ち位置の中では上の中~下くらいの評価をいただいていたと思います。
いくらもらってる?プログラマやエンジニア,SEの実際の月給
それは実際に某年の1年分の月収を公開します。
総支給額は基本給や役職手当等の各手当も含まれています。
超過手当は残業手当と深夜手当の総額です。
月 | 総支給額 | (内 超過手当) | 手取額 |
1月 | ¥360,000 | ¥90,000 | ¥270,000 |
2月 | ¥350,000 | ¥65,000 | ¥285,000 |
3月 | ¥340,000 | ¥65,000 | ¥250,000 |
4月 | ¥330,000 | ¥50,000 | ¥240,000 |
5月 | ¥280,000 | ¥10,000 | ¥200,000 |
6月 | ¥320,000 | ¥45,000 | ¥260,000 |
7月 | ¥340,000 | ¥70,000 | ¥265,000 |
8月 | ¥370,000 | ¥95,000 | ¥290,000 |
9月 | ¥370,000 | ¥80,000 | ¥280,000 |
10月 | ¥420,000 | ¥135,000 | ¥320,000 |
11月 | ¥420,000 | ¥135,000 | ¥320,000 |
12月 | ¥400,000 | ¥120,000 | ¥310,000 |
残業によってだいぶ差がありますね。
残業時間は一番少ない月で4時間、一番多い月で60時間くらいです。
残業がゼロだった月はありませんが、もしあったら20万円を下回っちゃいますね。
いくらもらってる?プログラマやエンジニア,SEの実際の賞与
ボーナスです。
時期 | 総支給額 | 手取り額 |
夏 | ¥390,000 | ¥300,000 |
冬 | ¥510,000 | ¥390,000 |
夏が低く、冬が高めの会社でした。
いくらもらってる?プログラマやエンジニア,SEの実際の年収
源泉徴収票の金額で発表します。
年収:¥5,200,000
手取:¥3,700,000
ボーナスを年2か月分と仮定して14か月で割ると、1カ月あたり平均26万円の手取りをもらっていることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
多いと感じたでしょうか?それとも少なく感じたでしょうか?
私も年収だけ見ると、平均近くはもらえているのかなと思いつつも、残業が全くなかったらと考えると、年収420万円~430万円で全職種の平均年収に近い数字になっています。
金額面だけみるとIT業界で働いているメリットほとんどないなと思うこともありますが、私は好きでやっていることもあるので、「平均」という数字のマジックに惑わされないようにと自分に言い聞かせています。
IT業界の平均年収と全業界の平均年収は以下の記事で説明しています。
この年収に不満をもって、それを動機に転職すると成功することは難しいかもしれません。
なぜならどこへいってもこんなものなのですから。
イケイケのベンチャーであったり、流行りだけど人材が不足している技術者はもっともらえるところもたくさんありますが、特化したスキルがなければ厳しいです。
サラリーマンである以上、仕方がない部分もあるので、管理職になるか起業かフリーランス、もしくは副業するしかないという人も大勢います。
私はうまくキャリアアップを重ね、3回の転職で満足する年収までようやくたどり着くことができました。
また、転職ありきで就職する場合は、最初の会社はよく選んでください。
次を見据えたスキルを習得できる会社を選びましょう。
その会社でしか通用しないスキルなんて覚えても仕方ありません。
以上、何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。