以下の記事で、エンジニアの年収はそんなに高くないことを取り上げました。
今回はITエンジニア歴15年の私の年収、給与、賞与、手取額を大公開します。
会社と私のスペック
■会社のスペック
社員数300~350人の中小企業で、全国に5,6の事業所があります。
SESや下請けとしての持ち帰り自社開発がメインはありますが、プライム案件(直接お客様から仕事を受注)も行っています。
※SESがわからない方は以下の記事を参照してください。
■私のスペック
業界歴15年、システムエンジニアです。
役職は主任相当で、プロジェクトではリーダーを務めることが多いです。
提案・要件定義から設計やプログラミング、テストや本番・保守まで幅広い工程を経験しています。
プログラム言語は様々経験しておりますが、これだけは人に負けないといったものは特に持ち合わせておりません。
色々な業種のシステム開発に携わってはいるもの、得意な業種もありません。
今の立ち位置の中では上の中~下くらいの評価をいただいていると思います。
ただし、管理職には向いていないので、このまま管理職にあがることはないだろうとは思っています。
現役ITエンジニアの月収発表
それは実際に某年の1年分の月収を公開します。
総支給額は基本給や役職手当等の各手当も含まれています。
超過手当は残業手当と深夜手当の総額です。
5000円単位で四捨五入してます。
月 | 総支給額 | (内 超過手当) | 手取額 |
1月 | ¥360,000 | ¥90,000 | ¥270,000 |
2月 | ¥350,000 | ¥65,000 | ¥285,000 |
3月 | ¥340,000 | ¥65,000 | ¥250,000 |
4月 | ¥330,000 | ¥50,000 | ¥240,000 |
5月 | ¥280,000 | ¥10,000 | ¥200,000 |
6月 | ¥320,000 | ¥45,000 | ¥260,000 |
7月 | ¥340,000 | ¥70,000 | ¥265,000 |
8月 | ¥370,000 | ¥95,000 | ¥290,000 |
9月 | ¥370,000 | ¥80,000 | ¥280,000 |
10月 | ¥420,000 | ¥135,000 | ¥320,000 |
11月 | ¥420,000 | ¥135,000 | ¥320,000 |
12月 | ¥400,000 | ¥120,000 | ¥310,000 |
残業によってだいぶ差がありますね。
残業時間は一番少ない月で4時間、一番多い月で60時間くらいです。
残業がゼロだった月はありませんが、もしあったら20万円を下回っちゃいますね。
現役ITエンジニアの賞与発表
さあ、いよいよボーナスです。
どーん!
時期 | 総支給額 | 手取り額 |
夏 | ¥390,000 | ¥300,000 |
冬 | ¥510,000 | ¥390,000 |
夏が低く、冬が高いのは通例で、査定がすごくあがったというわけではないと思います。
現役ITエンジニアの年収
前述している金額は端数カットしているため、合計と誤差はありますが、源泉徴収票の金額で発表します。
こちらも端数はカットしてます。
年収:¥5,200,000
手取:¥3,700,000
ボーナスを年2か月分と仮定して14か月で割ると、1カ月あたり平均26万円の手取りをもらっていることになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか??
多いと感じたでしょうか?それとも少なく感じたでしょうか?
残業はプロジェクトの状況にもよるので残業代はアテにしてはいけません。
そもそも残業なんてしたくありません。ブログ書きたいです。
私も年収だけ見ると、平均近くはもらえているのかなと思ってしまいますが、残業が全くなかったらと考えると、年収420万円~430万円で全職種の平均年収に近い数字になっています。
金額面だけみるとIT業界で働いているメリットほとんどないなと思うこともありますが、私は好きでやっていることもあるので、「平均」という数字のマジックに惑わされないようにと自分に言い聞かせています。
IT業界の平均年収と全業界の平均年収は以下の記事で説明しています。
この年収に不満をもって、それを動機に転職すると成功することは難しいかもしれません。
なぜなら、よほどエリートじゃないと、どこへいってもこんなものなのです。
私もたまに求人サイトを見てますが、なかなか条件があがるところは少ないです。
管理職候補やITコンサルタントあたりは高収入ですが、未経験者なんて雇ってくれません。
イケイケのベンチャーであったり、流行りだけど人材が不足している技術者はもっともらえるところもたくさんありますが、特化したスキルのなければ厳しいです。
サラリーマンである以上、仕方がない部分もあるので、起業かフリーランス、もしくは副業するしかありません。
また、転職ありきで就職する場合は、最初の会社はよく選んでください。
次を見据えたスキルを習得できる会社を選びましょう。
その会社でしか通用しないスキルなんて覚えても仕方ありません。
以上、何かの参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。